握手会ノスタルジー

STU48の5thシングル『思い出せる恋をしよう』のオンライン個別握手会が決まった。CDを購入すると、専用アプリを使用しメンバーとのビデオ通話が出来るイベントである。早い日程で10/31から、一番遅くて2/21のなんと24日程から選べる。
24日もの日程から好きなところ選べって言われると逆に選べない、みたいな気持ちが芽生えてしまった。先すぎるってのもあるし選択肢が多すぎる。オタクはある程度日程を絞ってもらえないとどこの券取ろうか迷ってしまうからもう少し絞って欲しい。これだからオタクは面倒くさい。主語が大きすぎる?ごめん…

実際に会場へ足を運び、メンバーと直接対面し、手を握ってお喋りが出来る"握手会"はとても楽しい。また、会場のもわっとした空気とか、レーンに並びながらあと何人で自分の番だとか考えてそわそわする感じとか、知り合いのオタクに会って他愛もないことでワイワイするアレとかも握手会の醍醐味であった。ところが例の感染症の流行により一つの箱に集客する形でのイベントが出来なくなってしまい、オンラインでの接触イベントに切り替わった。そういった対応を頑張ってくれているエンタメ業界のみなさん、本当にありがとう。

私は何も、オンラインお話し会が従来の握手会の完全なる代替になるとは思ってはいないです。だって実際にアイドルが目の前にいて触れることが出来るのと画面の向こうにいるてお喋りをするだけなのが全く同じなわけないから。それでもアイドルグループが活動を続けるにはお金がいるわけで、そうやってアイドルやそれに関わる大人たちの生活を維持するためのアレコレを、私たちに投げ銭を遣る選択肢を提示してくれてありがとう、という気持ち。飼い慣らされたオタクなので。

さてさて、先月、NMB48によるオンラインでの接触イベントを2度経験したので、その感想をここに記しておく。この先オンラインイベントに慣れた時に、あの頃はこんな事で戸惑っててこんな事に価値を見出していたよな〜って思いたいので。

・待機画面で待ってる時間はあとどれくらいで自分の番なのかわからない分個別握手会で並んでる時よりも緊張する
・スタッフさんのまもなくです、お時間です、が聞こえにくい。
・今の時点ではオンライン握手会/お話し会は、音声や画面の不具合とか突然始まるところとかが難しいなと感じるのが正直なところだけれど、思えば通常の握手会だって初めて参加した時はなかなか勝手がわからなくてドキドキしてたし、何度かこなして慣れる努力をしていこうと思う。個人的な気持ち。
・その場で会って話せる形の握手会だと、例えば『実物…テレビ見るよりちっちゃい…目が大きい…』とか『手柔らかくてかわいい!あったかい!』とかそういう感慨もある(気持ち悪くてごめん)わけで、でもオンラインなら交通費かからないとか推しのお部屋が少し見えるとかまた違ったメリットもあり、どちらかを至上主義としてもう一方を淘汰するのではなくその時々の都合に合わせて、文化としてどちらも続けていってもらえたらいいなと思う。ちょうど紙の本と電子書籍みたいに。まあコロナが終わったらなくなるかもしれないけど。どうなんだろ。なんとかオンラインも続けてもらえないかな…
TwitterのTLに、地方で握手会に参加したくても出来ない学生さんがいて、今回初めて憧れのアイドルさんとお話出来たと感激している子がいた。そういうのを見ちゃうと、早く会場に行く形の握手会「だけ」の世界になって欲しい、だなんて思えなくなるな。良し悪しだわ。
・勿論、都内在住の社会人である私は握手会の再開を切望している。実際にアイドルに会ってタイムラグなしでお喋りして今日のメイクいいねって言いたい。

コロナ許さん。終わり。